第61号: マレーシア中央政府による融資規制

特集: 『マレーシア中央政府による融資規制』　 ━━━━・・・・・‥‥‥………

先日、マレーシア中央銀行は、主要な金融機関に対し、家計の過剰債務を回避するために融資規制措置を発表しました。

主な規制は以下のとおりです。

・個人向け住宅ローンの最長10年まで
・住宅と非住宅のローン最長35年まで
・政府承認前の融資商品の提供の禁止

家計の借入金は、5年間で年平均12％で増加し、大幅なペースで増加を続けています。今まで所得上昇や好調な雇用環境によって貸し出しが伸びており、最近においては、金融機関が長期の住宅ローンの金融商品を提供しています。（現地では、住宅ローンが最大で45年までの長期ローンや、25年の担保無しローンも出ているようです。）このような長期ローンを組めば毎月の返済額は減りますが、一方で、家計の過剰債務が懸念されます。このところのローン貸出額の増加ペースを抑制させるために、中央政府がこのような措置をとることになりました。

これらの措置は2009年のマレーシア銀行法のセクション31（1）（a）に基づき発行され、すべての金融機関（信用協同組合、マレーシア建築学会及びクレジット等も含む）に適用されます。

上記の施策に加え、金融機関は、家計内のコスト上昇に対して十分な資金があるかどうかを確認するため、信用評価にお債務返済比率をモニタリングするように義務付けられています。また、家計の債務管理を強化するために、マレーシア中央銀行は、若者や初めてのローンを借りる方を対象に、金融機関によるファイナンシャル教育への取り組みを強化させています。

■　お 知 ら せ　━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

【タイトル】　第21回マレーシア不動産投資クラブ勉強会 「リフォーム・内装編」

【日時】：　2013年8月10日（日）　13時00分（開場）　13時30分（開始）〜15時30分(終了）　　個別相談　16時00分〜　
【場所】: 東京都渋谷区代々木2-1-5 JR南新宿ビル15F　 ソニー生命セミナールーム

【費用】： クラブ会員2,000円　 メール会員・一般:　4,000円　（有料プログラムのみ）

【定員】　20名

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また、勉強会終了後、個別相談を受け付けております。

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