第43回: マレーシアの不動産市場を支える3つの要因

■ 特集『マレーシアの不動産市場を支える3つの要因 』━━━━・・・・・‥‥‥………



最近、海外からの投資が過熱しマレーシアの不動産価格上昇と不動産市場の成長性を心配する声をよく耳にしますが、実際、マレーシア人はどう考えているのでしょうか。

Propguru.comがマレーシア人を対象に不動産の景況調査をしたところ、約68%の回答者が、2012年第2四半期以降も引き続き不動産取引の数が増加するだろうと答えています。

彼らがこう答える背景には、海外からの資金流入のほかに、3つの大きな要因があります。



ひとつは、初めて住宅を購入する若い世帯の需要です。

国全体で平均27歳のマレーシアでは、若い夫婦や新しい家族が多く、住居を必要としています。

新しい家に住みたい、住宅を購入したいというファミリー実需はまだまだ伸びています。


もうひとつの要因は、首都圏部への人口集中です。ここ数年で、マレーシア郊外からクアラルンプール近郊へ移り住んでいる人が急速に増えており、こういった人たちが新しい家を探しています。

2005年あたりまで、200万人程度しかいなかったクアラルンプール周辺人口が、いまでは首都圏あわせて700万人近くまで増加しています。

郊外からの新規流入による需要に支えられてことが不動産取引増加の大きな要因となっています。



また、不動産市場が成長している要因は、これだけではありません。

新築の買い替え需要も寄与しています。

調査によると、回答者の25%の人が、12ヶ月以内に既存の物件をアップグレードしたいと答えています。

賃金の上昇に伴い、大きな家に住みたい、いい立地に移りたいという人が増えているのです。


ただし、こういった事情が、全てのエリアや物件に当てはまるとは限りません。

なかには、物件の供給と需要のバランスがマッチしていなかったり、物件の販売価格とマーケット価格が乖離しているケースもよくあります。

不動産は購入するときが一番重要です。購入する価格やエリアによって、購入した物件が負の資産になるのか正の資産になるのか左右します。

よく調べないで勢いで購入してしまって、後悔しても遅いです。

特に初めて投資する人は、周辺地域の相場を調べたり、注意深く分析してから購入をすることをおススメします。



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