第41回: 過去最高を記録するマレーシアの住宅取引

  
■ 特集『マレーシアの住宅取引件数と取引金額 』━━━━・・・・・‥‥‥………

マレーシア不動産投資のススメ ── 不動産購入前の注意事項、運営管理から投資戦略まで (現代の錬金術師シリーズ)

マレーシア不動産投資のススメ ── 不動産購入前の注意事項、運営管理から投資戦略まで (現代の錬金術師シリーズ)


マレーシア国有財産情報センター(Napic)の統計によると、マレーシアの住宅不動産部門は需要は堅調で、2011年はRM61.83億(約1550億円)269,789件の取引があり、過去5年間で最大を記録しました。

また、マレーシアのすべての住宅価格指数が2010年の140.7ポイントから2011年には154.6ポイントまで急騰しています。

また、価格帯別の統計では、物件価格RM150,000以下の取引件数が145,785件、前年の取引件数129,441件に比べて12.6パーセントの増加し、住宅取引の約54%を占めています。

こうした低価格帯の需要だけでなく、同様にRM500,000の以上の需要も上昇傾向で、2010年に16,782件だった取引件数が 2011年には21,905件まで増加しています。


マレーシアの不動産住宅開発者協会(REHDA)元会長Datuk Ng Seng Liong氏によれば、「手頃な価格帯と金融機関が提供する魅力的な融資パッケージ」がこれらの上昇に起因するとコメントしています。

また、所得の変化もこれらの取引増加の一因だと考えられます。前年に比べ、マレーシアの公務員の給料は平均で15%上がったともいわれ、速いペースで平均収入が上がっているようです。


一方、クランバレーのオフィスセクターは供給過剰という懸念があります。

Axis REITのCEOによると、2012年には新たに竣工するオフィススペースが少なくとも500万平方フィート(約14万坪)の追加供給があり、賃料や稼働率が今年後半に圧迫されるとコメントしています。



■ お 知 ら せ ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

●第11回マレーシア不動産投資クラブ勉強会を開催いたします

 日時:9月23日(日) 16時00分〜18時00分

 場所:品川区東五反田5-23-7 五反田不二越ビル2F セミナー会場(各線「五反田駅」A4出口より徒歩2分)

 費用: クラブ会員: 2,000円  メール会員・一般: 3,000円

 内容: マレーシアの賃貸事情、物件購入後の管理およびテナント付けの戦略、プロが実践しているマレーシアの不動産投資分析、クラブ限定非公開物件などをご紹介いたします
 


▼勉強会のお申込みはこちらから
  https://sites.google.com/site/malaysiaam/workshop