第41回: 過去最高を記録するマレーシアの住宅取引
■ 特集『マレーシアの住宅取引件数と取引金額 』━━━━・・・・・‥‥‥………
マレーシア不動産投資のススメ ── 不動産購入前の注意事項、運営管理から投資戦略まで (現代の錬金術師シリーズ)
- 作者: マレーシア不動産投資クラブ,池田哲郎
- 出版社/メーカー: パンローリング
- 発売日: 2013/05/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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マレーシア国有財産情報センター(Napic)の統計によると、マレーシアの住宅不動産部門は需要は堅調で、2011年はRM61.83億(約1550億円)269,789件の取引があり、過去5年間で最大を記録しました。
また、マレーシアのすべての住宅価格指数が2010年の140.7ポイントから2011年には154.6ポイントまで急騰しています。
また、価格帯別の統計では、物件価格RM150,000以下の取引件数が145,785件、前年の取引件数129,441件に比べて12.6パーセントの増加し、住宅取引の約54%を占めています。
こうした低価格帯の需要だけでなく、同様にRM500,000の以上の需要も上昇傾向で、2010年に16,782件だった取引件数が 2011年には21,905件まで増加しています。
マレーシアの不動産住宅開発者協会(REHDA)元会長Datuk Ng Seng Liong氏によれば、「手頃な価格帯と金融機関が提供する魅力的な融資パッケージ」がこれらの上昇に起因するとコメントしています。
また、所得の変化もこれらの取引増加の一因だと考えられます。前年に比べ、マレーシアの公務員の給料は平均で15%上がったともいわれ、速いペースで平均収入が上がっているようです。
一方、クランバレーのオフィスセクターは供給過剰という懸念があります。
Axis REITのCEOによると、2012年には新たに竣工するオフィススペースが少なくとも500万平方フィート(約14万坪)の追加供給があり、賃料や稼働率が今年後半に圧迫されるとコメントしています。
■ お 知 ら せ ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
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